木幡の幡祭

 阿武隈の山並みに勇壮に響きわたる木製のホラ貝の音、五色に彩られた五反幡が大空にひるがえる様子は、壮観で優雅そのものです。
 この祭りは、900余年もの伝統を誇る全国的にも珍しい初冬の奇祭として反響を呼んでおり、日本三大幡祭りの一つといわれています。
 祭りの当日は県内外から数千人の見物客が訪れてにぎわいます。



開 催 日毎年12月の第1日曜日


開催場所福島県二本松市木幡



祭りの紀元と由来
 この祭りは、天喜3年(1055年)、前九年の役に、源頼義、義家父子が戦いに敗れ、わずか数10騎で木幡山にこもり神仏に戦勝を祈願したところ、その夜折りからの雪で山上の木は、あたかも源氏の「白幡」ように見え、攻め寄せてきた安倍貞任等は、これを源氏の大軍と思い込み引き返してしまった。
 これが陸奥鎮定の原因となり朝廷に奏したところ天皇はこの山を木幡山、山すその別当寺院を治陸寺(陸奥を治める)とせられ後冷泉天皇宸筆の額を賜った。その後、神仏の加護を深く信ずる郷土民は、この縁起を「幡祭」とし、900年に渉って承けつぎ今日に至っている。



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